スピリチュアル,  スピリチュアルな小話

自己紹介

『生き霊事件』

これは、わたしが学生時代に、アパレルでアルバイトをしていた時の話です。初めて、ご夫婦でご来店されたお客様に接客していると、突然『あなた、どこか体に悪いところない?』とご婦人に聞かれたのです。

実は、まさに!病院に行っても原因不明だった腰痛に悩んでいたのです!

座るのがつらいほどで、学校の授業を立ちっぱなしで受けていたほどでした。その旨を伝えると、『私治せるのよ、治してあげましょうか?』と言われました。

私はしばらくキョトンとしましたが、なぜかすんなり受け入れました。藁にもすがる思いだったので『とにかく治してもらえるならラッキー!』くらいの気持ちでぜひ!とお願いしたのでした。

さすがに仕事中なので、躊躇しながらも、そのお客様をフィッティングルームへ案内して『手かざし』をしてもらいました。患部を挟むようにして、その方が手をかざしていきました。ゆっくりじっくり、まるで磁石のような、電気毛布のような温かさが伝わり、徐々に徐々に、その温かさが移動していき、体の外へ、ポイっと抜けたのがわかりました。『あ!抜けた!』とわかりました。

それ以来私の腰痛はすっかり治ってしまいました。その方は長崎の方で、たまたま用事で名古屋にきていたそうです。しかし間違いなく、ライトワーカーに奉仕するライトワーカーでした。

※ライトワーカーとは地球に光をもたらす奉仕活動を目的としてきた魂です。

原因不明の腰痛は、当時付き合っていた彼をふった直後から始まりました。タイミングを考えたらまさにドンピシャだったのです。まさに『生き霊がしがみついていた』のです。彼はまだ私のことが大好きで、のちに、ご飯に誘われて、ラブレターをもらい、彼がどれほど真剣に私との結婚を考えていたのかを知りました。はっきりと断りましたが、そのあとも、道で偶然見かけて、鉢合わせ寸前に、逃げるようにして彼から身を隠したこともありました。

これは、ソウルメイトあるあるなのですが、カルマの相手と出会うと、必ず嫌な予感がします。『うわっ』となります。見た目がとかではなくて、ただただギョッと嫌悪感がするのです。

私の場合は、彼を初めて見かけた瞬間に、直観的に『絶対に関わらないようにしよう』と思ったのです。嫌な感覚がしました。初対面で10メートルくらい離れていたのにです。そういうわけで彼と話をしないようにしようと、心の中で誓っていたのです。

そう思っていた矢先、背後から話しかけらました。そのとき、全身が雷に打たれたような衝撃が走りました。松田聖子さんの『ビビビ婚』未遂でした。それ以来、遠隔で操られているロボットみたいに、その人を結婚相手かもしれないと、急に意識し始めたのでした。自分ではないもう1人の自分が脚本通りに話を展開し始めたのです。

実はこの『生き霊事件』の彼と出会う一ヶ月くらい前に、『次に出会う人は、私の結婚相手。年収1,000万円以上で優しくて、長男』と決めていたのです。そんなことはすっかり忘れていたので、まさかそんなに早く出会うとも思っていませんでした。

彼と付き合ってから、わたしが決めた条件ぴったりの人物だったと後で知り、私は急におとぎ話の世界から目が覚めたようになりました。

落雷の衝撃で、道案内が始まったノンストップのカーナビによる恋愛脚本ドラマから、目が覚めてしまったのです。

冷静に、現実を見るようになったのです。この先ずっとこの人と一緒に?

様々なことを考慮した結果、ここで結婚したら、自分を騙して悪魔に魂を売るような感覚がしたのです。結果的に私から彼に別れを告げることにしました。

『私はお金のために結婚はできない』とわかりました。『結婚するなら愛かお金で言えば、わたしは愛がなければ無理なんだ。』

『魂にとって必要な学び』だったのでした。

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