スピリチュアルな小話

亡くなった愛する人が夢に出てくるとき

つい先日、祖母の一周忌でした。
私には亡くなった祖母と愛犬がいます。

どちらとも夢の中で
会うことができるのですが、
その日は、祖母が夢に出てきて、
楽しそうにお菓子を選んでいて、

『あっちにもたくさんお菓子があるよ!』
と私が声をかけた夢を見ました。

その日の夕方、母に夢の話をしたら、

『忘れているかもしれないけど、
今日はおばあちゃんの命日だよ』

と低い声でボソっと言われました。

『だからかあ!!!』

(いつもより登場時間が長めだったので、
どうりではっきり出てきてくれたわけだ)

笑いながら涙が出ましたが、
ちゃっかり大好きなお菓子に囲まれて
キラキラと目を輝かせながら
喜んでいる姿を見せてくれて、
ほんとうに茶目っ気たっぷりな祖母には
頭が上がりません。(笑)

彼女は人を笑わせる達人です。

私はFacebookにも祖母のことや
一周忌のことを書いていたし、
一周忌になる前には何度も
祖母のことが頭に浮かんでいたのに、
一周忌が終わって安心したのか、
祖母の命日当日にはすっかり
祖母のことを忘れていました。(笑)

私よりも記憶力がよく
頭の回転が速い祖母は
あんなに会いたがっていたのに
私が命日をすっかり忘れていることを見越して
わざわざ会いに来てくれたのです。(笑)

優しくて温かい大好きな祖母です。

その祖母から生まれた母は
これまたしっかり物のようでいて
とんでもなく抜けていて
祖母の一周忌に遺影を持っていったのに
飾るのを忘れて帰ってきていました。(笑)

この孫にしてこの母ありです。

亡くなった愛する人が夢に出てくるときは、ただの夢じゃありません。

亡くなった愛する人が夢に出てくるときは
あなたに会いに来てくれています。

物理的世界であなたとコミュニケーションをとるのは
まだマスターできていない状態なのでしょう。
あるいはあなた自身が
コミュニケーションの取り方を知らないから
どうにかして相手とコミュニケーションを
とりたいと思っているのかもしれません。

もちろん人間と同じように
スピリットの世界にも倫理やルールがあって
法律があるみたいに
規則のようなものがあります。

だからそうそうひょいひょいと
姿を現してくれるわけではありません。

私たちだって、365日24時間
亡くなった愛する人のためにずっと
祈りを捧げているわけにもいきません。

自分の世界での生活があります。

だからどちらにとっても都合がよく

また寝ている時は肉体が休んでいて
意識だけの状態になっているので
あちらの世界へ行くことができるのです。

といっても完全に行ったきり帰ってこなくなったら
それは肉体を放棄することを意味しますから
あなたは必ず元の世界に戻ってこなくてはなりません。

そんなわけであなたが夢の中で

亡くなった愛する人にあっているのなら、

それは『ただの夢を見ている状態』ではなく

あなたはちゃんとその人、その存在と
肉体のない状態で会っている時の記憶をもって
肉体に戻ってきているのです。

亡くなった愛する人が夢に出てくるときは
白い光のようなものが周りに見えたり、
キラキラと高速で振動する光が見えたり
滝の水しぶきの中で
マイナスイオンを浴びている時のような
感覚に似ているかもしれません。

あるいは、春の日差しを浴びて
日向ぼっこしている様な
そんな温かみのある感じがするかもしれません。

あなたが亡くなった愛する人を想うように
亡くなった愛する人も
あなたのことを想っています。

夢で逢えたら、思っていることを
伝えてあげてください。